「Ⅰ型糖尿病」の「妊婦」の「夫」の日記‗入院①‗2週間の入院
なんとなく想定はしていたのですが
糖尿内科に行くと、妻は即入院になりました。
入院といっても、
どこかが特に悪かったわけではありません。
入院の目的は、
①インスリン注射を変えること
②血糖のコントロールを厳密にすること
の2つでした。
現在、妻は「ラピッド」「レベミル」の2種類のインスリン注射を使っています。
ラピッドは速効型、レベミルは持続型の注射です。
(初回ブログ参照)
しかし、妊娠がわかるまでは、
「レベミル」ではなく「トレシーバ―」という注射を使っていました。
先生いわく、トレシーバ―は妊婦に使用してもよいという確証
(臨床実験による確証)がないため、注射を変える必要があるそう。
ただ、注射を変えると、
一度にどれくらいの量を打って、どれくらいインスリンがきくのか、
もう一度、確認しなければいけません。
インスリン注射の変更に伴う、インスリン注射の調整入院。
それが目的の1つです。
あとひとつの目的は、
血糖値のコントロールを厳密に行うことです。
妊婦は血糖値に特に慎重にならなければなりません。
血糖コントロールが悪化すると、胎児に影響を与えかねないからです。
(以下、抜粋)
妊娠中の血糖値が高いと、赤ちゃん(胎児)が大きくなりすぎたり、新生児期にいろいろな合併症(低血糖、高ビリルビン血症、多血症、低カルシウム血症、呼吸障害)が起きやすくなります。また、お母さん自身にもいろいろな産科的合併症(早産、妊娠高血圧症候群、羊水過多症、尿路感染症)が起きやすくなります。
なので、特にⅠ型の妊婦は血糖コントロールが必要なのです。
ではどのくらいにコントロールするのか。
(以下、再抜粋)
現在、世界的に推奨されている血糖コントロール許容値は食前血糖値100mg/dL未満、食後1時間血糖値140mg/dL未満、食後2時間血糖値120mg/dL未満です。
この範囲内に血糖値をコントロールします。
ほかのⅠ型の型はわかりませんが、
妻はそれまでかなり奔放な血糖コントロールを行っていました。
元々看護師だったので仕方ない部分もあるのですが
生活リズムや食事のリズムが不安定でした。
それをしっかりとコントロールするために、
もっといえば生活改善のための入院がもうひとつの目的でした。
(続く)