「Ⅰ型糖尿病」の「妊婦」の「夫」の日記‗Ⅰ型糖尿病とは③‗膵臓(すいぞう)のβ細胞の欠如
「Ⅰ型糖尿病」とは、
ざっくり言ってしまえば、
『自分自身で血糖値をコントロールすることができない』病気です。
通常であれば、膵臓(すいぞう)のβ細胞(ベータさいぼう)というものが
体内の血糖値をコントロールしています。
血糖値を下げるホルモンである『インスリン』を分泌し、
血糖値を自動的にコントロールしてくれているのです。
しかし、なんらかの理由(原因は不明なので予防方法などはないらしい)で
膵臓のβ細胞が破壊されてしまう病気があります。
それが「Ⅰ型糖尿病」です。
β細胞が破壊されてしまうと、
インスリン分泌ができなくなり、血糖値を下げることができなくなります。
すると、血糖値は上がり続け、人間はすぐに死んでしまいます。
なので、Ⅰ型糖尿病の人はインスリンを外部から注入し、
血糖値を下げなければなりません。
インスリンを注入するときには「インスリン注射」を使います。
注射というと、かなり痛いイメージもあるかもしれませんが、
インスリン注射はほとんど痛みは感じない注射です。
私の妻もインスリン注射を毎日打っています。
Ⅰ型糖尿病が唯一、健康体の人とちがうところは
毎日インスリンの注射を打たなければいけないところです。
インスリン注射というものを理解するのに
私もかなり時間がかかりましたが、最近ようやくわかってきました。
知れば知るほど、人間の身体は不思議なものだなーと感じています。
次にインスリン注射についてお話していきましょう。